2016/05/17

先鋭的ドラミングで人気急上昇中の若手人気ドラマー「松下マサナオ」さんライブ機材レポート

5/15に凄まじいテクニックで構築された先鋭的ドラミングで人気急上昇中の若手人気ドラマー「松下マサナオ」さん率いるYasei Collectiveのライブにおじゃまさせて頂きました。






ジャズ、ロック、フュージョン、ヒップホップ、エレクトロ、ダブステップ等のあらゆる音楽を融合した、ヤセイの楽曲は展開が多くハイレベルながら、聞きやすく絶妙なポップさを持った独自の世界に仕上がっています!

ブレイクビート、変拍子、ポリリズム、メトリックモジュレーション、などの複雑なリズムを多用した、スリリングなリズムアプローチも緊張感溢れていますが、なぜか踊れる不思議な昂揚感があり凄く楽しかったです!

一歩間違えば全てが崩壊してしまいそうな、積み木を組み立てるような複雑な楽曲も、4人の凄腕メンバーの素晴らしいテクニックと集中力で完璧にグルーブし、素晴らしいライブでしたよ!

終演後のお忙しい中、ご使用になられたドラムセットについて面白いお話を沢山聞かせて頂けたので、少しだけレポートさせて頂きます!


まず、ドラムセットはマサナオさんの相棒であるBONNEY DRUMのJAMの特注モデル!



20"キック、10タム、16フロアに加え、左手側のタムの位置セットされているのは実は14"のローピッチサブスネアで、バックビート以外にもタムっぽい使い方でも大活躍してました!
展開が激しく、ビートのソリッド感が一瞬で切り替わるヤセイの楽曲の中で、このいなたく太いローピッチのバックビートは凄く効果的で印象的でした。




また柔らかで出過ぎなバスドラムのサウンドは凄く心地よく、まさに絶妙!



ご紹介されたBONNEY DRUMについてはこちらをチェック!


この日の打面ヘッドはEVANSのへヴィーウェイトが張られており、アタックの効くライブ仕様との事!
一見穴ナシに見えますが、猫の絵のお腹の下に小さくホールが空いてます。


ご紹介されたEVANS へヴィーウェイト ヘッドについてはこちらをチェック!



シンバルは最近MEINLのドライ系で統一されており、かなり渋いトーンでトータルコーディネートされていました!

メンバーからも「音が聞きやすくなった」と非常に好評だそうです!
ピッチが低くサスティーンの短いドライ系でまとめる事で、大音量になっても音が散らばらず、綿密に作り込んだアンサンブルをシッカリと聞かせる事ができているように感じました。
特にヤセイの楽曲の大きな魅力である音色豊かなキーボードをシッカリ聞かせる事に大きく貢献しているんじゃないでしょうか?
いいバランス!





右手側メインライドの位置に、ボトムに穴空きにした大口径の重ねシンバルを置くセッテイングも個性的!


数あるドライシンバルの中で特に素晴らしかったのが、左手側に配置されたメインライドのバイザンス ヴィンテージ ピュア ライトライド 22"ですね!
レガートの粒立ちも抜群ですが、ただ固いだけでなく大口径ならではの柔らかく表情豊かなトーンを持っており、バンドサウンドに気持ち良く溶け込んでしましたね。
表情も豊かで4ビート的なアプローチでのサウンドも抜群です。


また、22"のライドとしてはあり得ない程に音の減衰が早いおかげで、普通にクラッシュとして使っても凄く優秀!
テンポの速い楽曲で、ロックのクラッシュ的にアクセントでガンガン使っても全く違和感がありませんでしたね!
ココまでクラッシュとして優秀に成立するライドって無いんじゃないでしょうか?



実はカスタムで真鍮製シズルが一発だけ取付られていいるのも、ミソです!

また、バイザンス エクストラ ドライ 15"デュアルハイハットは、トップにシズル1発、ボトムはシズル1発とホールが8個開けているとの事!



ニューウェーブ的16ビートのシャープなキレから、ジュワ!っと渋いハープオープンまで凄く表情豊か!

ご紹介されたMEINL シンバルについてはこちらをチェック!


そんなアイディア溢れるドラムセットを自在にあやつり、カッコイイビートを生み出す松下マサナオさんのYasei Collectiveは
4thアルバム「Lights」完成を記念した、「WE ARE ALL “LIGHT” TOUR 2016」で全国ツアー中!

噂のバンドの極上ライブ!ぜひチェックして下さい!




http://yaseicollective.com/



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http://actdrum.blog.fc2.com