2016/05/04

日本製の匠の技が光る!TAMAのスタードラムを作る暁工場のシェル作りを紹介します!

TAMAのスタードラム ブビンガスネア[TBS1455DC]が入荷しました!



先日、入荷したドラムセットと同じカラーの極上の逸品で、高級感のある美しい響きです!
音程感のシッカリしたクリアな鳴りと、繊細なタッチでも綺麗に音がついてくる高い表現力を兼ね備えています!




本日はそんな素晴らしいサウンドを生み出す、日本製ならではの極上シェルの秘密をご紹介します。


まず、硬質な材であるブビンガの合板はそのままの状態では硬すぎすて、整形できないので、「お風呂」と呼ばれる、80℃位の熱湯に浸ける事により、曲げ加工をしやすい状態を作ります。



さらに、約100°C の熱ローラーに通し曲がりやすくした後、口径ごとの型に入れて曲がり癖をつけられてゆきます。
下準備だけでも大変な作業ですね!



ここからが極めて高い真円度を実現するため TAMAが拘り続ける「打ち込み方式」のシェル成型法の真骨頂!

口径毎に用意された専用の成型器に、接着剤が塗られた合板を外板、中板、内板と順番にはめ込む「胴打ち」と呼ばれる作業が行われます!





この「胴打ち」と呼ばれる作業は、材質や天候によって最適な打ち込み方が変わってくる上に、スピードが要求される大変難しい作業。
打ち込んだ際の音や手に伝わる反動の具合で 木の状態を把握し 的確に打ち込む まさに匠の技です

材料が成型器の外釜に打ち込まれ、安定したらシェルの内側に内釜が入れられます。



内釜はハンドルを回す事で、円周方向に大きくなり、シェルに内側から圧力をかけるのです。 



こうして圧力を掛けながら加熱する事でシェルを作り上げて行くのですね。

この「打ち込み方式」は1つの釜に入れてシェルを成型するだけで30分も時間を要する上に、高い技術が要求されます。 
しかし、他の成型法と違い外釜が変形する事が無いので、極めて高い真円度を実現できるのです。


徹底したコダワリが素晴らしい!

スタードラムをはじめ日本製のならではの極上のドラムを実現する、TAMAのドラム作りはどらむ村スタッフの[TAMA本社工場ファクトリーレポート]でチェックして下さい。



かなり読み応えあります!

http://www.drums.co.jp/info/2013/tama_factory/index.htm


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