2019/11/23

音楽劇「SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE」にご出演中の人気ドラマー/パーカッショニスト ASA-CHANGさんの機材レポート!

音楽劇「SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE」にご出演中の人気ドラマー/パーカッショニスト ASA-CHANGさんのリハーサル現場におじゃまさせて頂きました。



戦後という時代背景と、演劇と演奏を融合させる劇伴のために、細部まで考えられたドラムセットは、興味深く秀逸なセッテイング!



今日はそんなASA-CHANGさんのコダワリのドラムセットをご紹介させて頂きます!


今回は戦中~戦後の日本の初期スイングやブギーの楽曲が沢山登場する世界観に意識した楽器構成がポイント!



高音域が録音しにくい当時の録音環境でもクリアに録れる木魚をバスドラにセットした、懐かしのトラップドラムを意識しウッドブロックをマウント。



全体のトーンも当時を徹底して再現してます!


今回のドラムセットとして選ばれたのはアコースティック環境を意識して作られたShirai Keetのプロトタイプ。



大事な芝居のセリフを殺してしまわないように、音量差にも気を使いたい劇伴でも使いやすい出過ぎない纏まったサウンドで、今回の劇の時代背景にもピッタリと気にいってらっしゃいました!



サイズはバスドラムが20"×12"、タムが12"×8"、フロアが14"×12"。
ヘッドはバスドラムの打面がコーテッドアンバサダー、
タム、フロアは打面がピンストライプコーテッドです!


ピンストライプコーテッドについては、こちらでチェック!


ちなみにタムは当時のチャイニーズタムっぽいサウンドを意識したピッチ高めチューニング。
バスドラムは中に詰め物無しでフロントに帯ミュートのみを施した自然な鳴りを活かした音作りで、温かみのある心地よいサウンドになっていました!




この幾多の現場で培われたサウンドメイキングの上手さは流石!


スネアドラムはPearlのかなり古いヴィンテージモノで、補強で胴内にグラスファイバー(FRP)を張り付けたCANOPUSのカスタム品。

 

トップだけシングルフランジフープのフック式に変えられており、6テンションならではの締めすぎない感覚が、本革を使っていた昔の音の質感を再現してくれているそうです。




シンバルは長年愛用されている大阪が誇るシンバルブランド「小出」で統一。

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劇中のセリフを邪魔しないダークで減衰の早い音を意識して、全体的に小口径で薄めのチョイスになっています。

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609シリーズの8"スプラッシュは、センターに立てることでルックスから昔のスイングを感じさせますね!

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チャイナシンバルも小さめで、こちらもいい味出してました!

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ハイハットは今回の公演の為に作成された小出のオリジナル合金B23を使用した特注品で、サイズはなんと12”。

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小出シンバルさんと綿密な打ち合わせで生まれ、絶妙な薄さがセット全体で混ざりの良いダークなトーンと、纏まりの良さを両立した絶妙なサウンドを実現しています。


ライドには薄めな14”ハイハットのトップを使用と、こちらも超小口径。

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一見頼りなく見えますが色々と試した結果、劇中の時代背景(戦前戦中の日本のジャズ楽団)に合わせたトラップドラム的セットに相性良く、コミカルな音が舞台に華をそえていました。

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keetの20"薄胴バスドラに合わせてもバッチリ!

ASA-CHANGさん曰く「当時のスウィングドラマーの真似をして生まれた定番のシンバル構成では無いけど、淘汰して選ばれた楽器は自分の中で合点がいっているので、音楽的にコントロールして「うまく捌けてる」感覚がある」との事。

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ドラマーなら誰でも経験する事があると思いますが、この話は楽器選びの核心をついていますよね!

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また、ASA-CHANGさんは理想通り、いや期待以上のサウンドメイクを実現している小出シンバルに、 絶大な信頼を寄せているとの事で、昔から愛用していたZildjianオールドKやスピッツなどの貴重なビンテージシンバルも手放そうと思える程だそうですよ。

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(左手側メインクラッシュはASA-CHANGさんのリクエストで開発中のプロトタイプの16"シン クラッシュ!)

アーティストと職人のアツい信頼関係を感じました!

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小出シンバルが気になった方は、ぜひこちらもご覧くださいね!

人気ドラマー パーカッショニストのASA-CHANGさんと、小出シンバルさんを訪問させて頂きました!








そんなASA-CHANGさんですが、大阪にて戦後の伝説的シンガー"笠置シヅ子"の人生を描いた音楽劇「SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE ~ハイヒールとつけまつげ~」に12月1日までご出演中です!





キャスト、演出、脚本共に最高の布陣で、笠置シヅ子を演じる主演の神野美伽さんの歌声も素晴らしいです!
演奏もガッツリありますので、ぜひチェックして下さい!


SIZUKO! QUEEN OF BOOGIE ~ハイヒールとつけまつげ~ オフィシャルHP

(価格はブログ投稿時のモノとなります。、後日、価格改定などにより変更される可能性がございますのでご了承ください。)


大阪のドラム 専門店 "どらむ村"の最新情報はこちらでチェック!
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[デイブ ウェックル 特別仕様 ライブカスタム ハイブリッド オーク ドラムセット]が緊急入荷しました!
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2018/01/28

東原力哉さん(NANIWA EXPRESS)使用ドラムセットレポート(2018年1月28日)。

今日は東原力哉さんがご出演される、日本を代表するフュージョンバンド[NANIWA EXPRESS]のライブにお邪魔させて頂きました!



バンドをグイグイ引っ張ってドライブさせる力哉さんの繊細かつ大胆なドラミング、まさに最高でした!

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今日は力哉さんがご使用になられたドラムセットの内容を少しだけご紹介させて頂きます!





この日、東原力哉さんがお使いになられたドラムセットは、Pearlのクリスタルビート!



LEDのドラムライトを装着したアクリルシェルで、バスドラはなんと24"!



12",13"タム,14",16",18"フロアはトップ、ボトム共にCSが張られ音程感が鮮やかでパンチの効いたサウンドに仕上がっていました!


14"×6.5"のスネアも同じくクリスタルビートで、こちらはJAZZっぽくハイピッチ!



レスポンス、音ヌケ共に抜群でハードなリムショットからブラシのプレーまで、変幻自在なサウンドで楽曲を彩ってくれました。


シンバルはSABIANのHH(ハンドハンマード)シリーズを中心にチョイス!



パワフルでレガートもイイ感じな22"のHHミディアムへヴィーライドから、立ち上がりが良く上品な各サイズのHHダーククラッシュ、シブいトーンの20"のHHフラットベルライドと多彩なサウンドを、自在に叩き分けて楽曲を盛り上げていきます!



力哉さんのキレのあるシンバルのショット モーションが、これまたカッコいいんですよね!

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ちなみにどのシンバルも揺れやすいように、ナットで固定しすぎないルーズめのセッティングになっているのもポイントです!




ちなみに満員御礼で盛り上がった本日のNANIWA EXPRESSのライブですが、秋頃にアルファノートさんより映像作品としてリリースされるとの事!

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東原力哉さんの豪快なドラミングと5人が生み出す強力なグルーヴを、思う存分楽しめます!
発売が今から楽しみですね!



東原力哉さん!
本日はお忙しい中お話しさせて頂きありがとうございます!
これからも地元大阪のドラムシーンを盛り上げれるよう頑張りますので、よろしくお願い致します!

また、お店にもお気軽に遊びに来てくださいね!


(価格はブログ投稿時のモノとなります。、後日、価格改定などにより変更される可能性がございますのでご了承ください。)


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[DRUM SHOP ACT主催 打楽器ソロコンテスト2018]開催!
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[はたけやま裕スペシャルカホンワークショップ vol.2 ステップアップ編]開催!
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どらむ村主催によるイベントのレポートはこちらでチェック!
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2017/12/15

人気JAZZドラマー[江藤良人]さん使用機材レポート。

昨日、梅田ロイヤルホースで行われた人気JAZZドラマーの[江藤良人]さんのライブにお邪魔させて頂きました。


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JAZZスタンダードの名曲が次々と登場する素晴らしいライブで、江藤さんの鮮やかなドラミングも抜群にスイングしていましたね!

終演後、全て持ち込みをされたという愛用するドラムセットの写真も撮らせて頂いたので、今日はご紹介させて頂きます。


まず、ドラムセットは江藤さんの相棒とも言えるCANOPUSのネオ ヴィンテージシリーズ[NV60-M1]。

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18"バスドラム,12",13"タム,14"フロアの4点セットは、どれもハイピッチに張られご機嫌なサウンドに仕上がっていました。

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特別仕様にマウントが改造されたハイポジションのタム、オールドっぽい雰囲気を醸し出す、フープ内側の黒い塗装など拘りが随所に隠れています。

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いい感じの遊びがあって使いやすいという超旧型のキックべダルには、まさかのDANMER製ウッドビーターを装備。

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JAZZドラマーには珍しいこのビーターに関しては、江藤さん曰く「ローの効くネオヴィンテージにウッドビーターの組み合わせがポイント」との事で、アンサンブルの中でもいい感じに馴染む気持ち良いトーンを生み出していました。


スネアドラムは以前に限定生産された、メイプル+バーチのハイブリッドシェルのCANOPUS 江藤良人シグネチャー スネア[SIG-1465YE1]!

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ヘッドテンション、スナッピーの張り共にかなり張りめな、レスポンス抜群のセッティング。
JAZZ系には珍しくあえての深胴というところが、これまた江藤さんの拘りです。


シンバルは全てPAISTE

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ドラマーから見て左から

Formula602 モダンエッセンシャル15"ハイハット,
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Formula602 モダンエッセンシャル19"クラッシュ,
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トラディショナル 22" ミディアム ライトライド、
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トラディショナル 20" ミディアム ライド(シズル4個装着)
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全体的にクリアでハッキリしたサウンドで、気持ち良くバンドをリードしていいました!


ちなみにこの日は22"のメインライドだけ急角度なセッティングになっていますが、この辺りは自分の中のモードとハコの鳴り方で調整されているそうです。

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「ハッキリした粒を立たせたい時は、角度をつける」との事。

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シンバル同士統一感を持ちながら、ハッキリしたキャラクターの差があってドラマチック!


ブラシは長年愛用されているPro-markのTB5で「独特の太めのグリップに慣れたら、とても使いやすいモデル」だそうです。

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シンバルも時に激しく歌うようにダイナミックにプレイする江藤さんのブラシワーク。最高にカッコ良かったですね!


江藤良人さん
終演後のお忙しい時間を頂き、ありがとうございました。
貴重な時間を割いて、お店にも寄って頂き嬉しかったです。
また、お会いできるのを楽しみにしています。


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[江藤良人 プロフィール]
1973年4月14日、三重県鈴鹿市生まれ。
10歳からドラムを始める。
'94年 土岐英史(as)セッションでデビュー。
'96年から辛島文雄(p)トリオへの参加、本格的にプロ活動を開始。以後、池田芳夫(b)DADA、中本マリ(vo)グループ等に参加。
'98年、渡辺貞夫(as)バンドに参加。コンサート、テレビ、ラジオに多数出演。スイス・モントルー・ジャズ・フェスティバルに出演。
'99年 綾戸智絵(vo)“Friends”アルバム制作、ツアーに参加。
'02年、初リーダーアルバム『江藤良人/ANIMAL HOUSE』をリリース。
J-POPユニット“orange pekoe”のレコーディング、ツアーにも参加。
'03年、自己のグループ『a.t.m.』を結成。従来のジャンルにとらわれない方向性を追求。
'05年、故 Elvin Jones(ds)のトリビュートアルバムとして、2作目のリーダーアルバム『江藤良人/RAY』をリリース。
'06年〜'15年まで『ルパン三世』の音楽で知られる作曲家/大野雄二率いる“Yuji Ohno & Lupintic Five”に参加。
'11年、ギターサウンドを重点的に取り入れた3枚目のリーダーアルバム『江藤良人/Three-Act Play 』をリリース。
'12年、井上陽介(b)、田中邦和(ts)と『Karate Chops』を結成。ライブツアー、コンサートを継続中。
'15年、4枚目のリーダーアルバムとして待望の『Karate Chops』をリリース。
また、日野皓正(tp)、山下洋輔(p)、大西順子(p)、佐藤竹善(vo)、Lee Konitz(as)、Barry Harris(p)、Eddie Gomez(b)等と共演。
現在は自己のグループの他、井上陽介(b)カルテット、石井彰(p)トリオ、岡淳(ts)punch!、the EROS、NewYork=Tokyo Connection等に参加。
御茶ノ水NARUでの『江藤まつり』シリーズ、自由が丘Mellow Brown Coffeeライブ、新進気鋭のミュージシャンを起用したリーダーセッションでは毎回高く評価されている。


柔らかくしなやかで、繊細さと力強さを兼ね備えたドラミングが人々を魅了する。そこから生まれる心地良さ。聞き手はもとより、共演者にも絶大な信頼感をもたらす。



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2017/09/02

歴史的ドラムイベント[ヤマハドラムス50周年記念コンサート]の速報写真が届きました!

本日、原宿クエストホールにて開催された歴史的ドラムイベント[ヤマハドラムス50周年記念コンサート]に参加させて頂いた どらむ村スタッフよりスティーブ・ガッド、デイブ・ウェックル、神保彰さん、川口千里さんという超強力な出演ドラマー達のドラムセット写真が届きました!

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まずはスティーブ・ガッドのドラムセット!

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BDはリフター仕様になった最新のレコーディングカスタムで、2タム2フロアにシンプルなシンバルのセッティングながら、一目でガッドとわかる美しい配置ですね。





こちらはデイブ・ウェックルのドラムセット!

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白いアブソルート ハイブリッドメイプルは左手側にもフロアタムを配置する、往年のウェックル印のセッティングですが、1タム仕様になっていたり、シンバルの配置もリニューアルされたりと最新仕様!

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こちらは神保彰さんのドラムセット!

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高い自由度を持つ、YAMAHAのスタンドを最大限に活用した多点ドラムにDTX-PADを組み込んだ豪華ハイブリット ドラムセットです!

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なんとマイクのセッティングもシンバルスタンドを活用してます!


こちらは川口千里さんのドラムセット!

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超強力な3タムのPHX、両サイドにチャイナもそびえ立つ大量のシンバルを配置した多点セットながら、ヘックスラック2を使い効率的にセッテイングしています!

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機能美を感じるナイスなセッテイングです!


イベントの内容もYAMAHA50周年を飾るに相応しい、素晴らしい演奏だったとの事!
気になる方は、イベントに参加したどらむ村スタッフが沢山のお土産話を用意しているので、店頭で声をかけて下さいね!


(価格はブログ投稿時のモノとなります。、後日、価格改定などにより変更される可能性がございますのでご了承ください。)


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[はたけやま裕スペシャルカホンワークショップ]開催!
http://actdrum.blog.fc2.com/blog-entry-579.html

10月11日 (水) 松下マサナオ スティッキング ワークショップ VOL.4開催!
http://actdrum.blog.fc2.com/blog-entry-553.html

2016/05/17

先鋭的ドラミングで人気急上昇中の若手人気ドラマー「松下マサナオ」さんライブ機材レポート

5/15に凄まじいテクニックで構築された先鋭的ドラミングで人気急上昇中の若手人気ドラマー「松下マサナオ」さん率いるYasei Collectiveのライブにおじゃまさせて頂きました。






ジャズ、ロック、フュージョン、ヒップホップ、エレクトロ、ダブステップ等のあらゆる音楽を融合した、ヤセイの楽曲は展開が多くハイレベルながら、聞きやすく絶妙なポップさを持った独自の世界に仕上がっています!

ブレイクビート、変拍子、ポリリズム、メトリックモジュレーション、などの複雑なリズムを多用した、スリリングなリズムアプローチも緊張感溢れていますが、なぜか踊れる不思議な昂揚感があり凄く楽しかったです!

一歩間違えば全てが崩壊してしまいそうな、積み木を組み立てるような複雑な楽曲も、4人の凄腕メンバーの素晴らしいテクニックと集中力で完璧にグルーブし、素晴らしいライブでしたよ!

終演後のお忙しい中、ご使用になられたドラムセットについて面白いお話を沢山聞かせて頂けたので、少しだけレポートさせて頂きます!


まず、ドラムセットはマサナオさんの相棒であるBONNEY DRUMのJAMの特注モデル!



20"キック、10タム、16フロアに加え、左手側のタムの位置セットされているのは実は14"のローピッチサブスネアで、バックビート以外にもタムっぽい使い方でも大活躍してました!
展開が激しく、ビートのソリッド感が一瞬で切り替わるヤセイの楽曲の中で、このいなたく太いローピッチのバックビートは凄く効果的で印象的でした。




また柔らかで出過ぎなバスドラムのサウンドは凄く心地よく、まさに絶妙!



ご紹介されたBONNEY DRUMについてはこちらをチェック!


この日の打面ヘッドはEVANSのへヴィーウェイトが張られており、アタックの効くライブ仕様との事!
一見穴ナシに見えますが、猫の絵のお腹の下に小さくホールが空いてます。


ご紹介されたEVANS へヴィーウェイト ヘッドについてはこちらをチェック!



シンバルは最近MEINLのドライ系で統一されており、かなり渋いトーンでトータルコーディネートされていました!

メンバーからも「音が聞きやすくなった」と非常に好評だそうです!
ピッチが低くサスティーンの短いドライ系でまとめる事で、大音量になっても音が散らばらず、綿密に作り込んだアンサンブルをシッカリと聞かせる事ができているように感じました。
特にヤセイの楽曲の大きな魅力である音色豊かなキーボードをシッカリ聞かせる事に大きく貢献しているんじゃないでしょうか?
いいバランス!





右手側メインライドの位置に、ボトムに穴空きにした大口径の重ねシンバルを置くセッテイングも個性的!


数あるドライシンバルの中で特に素晴らしかったのが、左手側に配置されたメインライドのバイザンス ヴィンテージ ピュア ライトライド 22"ですね!
レガートの粒立ちも抜群ですが、ただ固いだけでなく大口径ならではの柔らかく表情豊かなトーンを持っており、バンドサウンドに気持ち良く溶け込んでしましたね。
表情も豊かで4ビート的なアプローチでのサウンドも抜群です。


また、22"のライドとしてはあり得ない程に音の減衰が早いおかげで、普通にクラッシュとして使っても凄く優秀!
テンポの速い楽曲で、ロックのクラッシュ的にアクセントでガンガン使っても全く違和感がありませんでしたね!
ココまでクラッシュとして優秀に成立するライドって無いんじゃないでしょうか?



実はカスタムで真鍮製シズルが一発だけ取付られていいるのも、ミソです!

また、バイザンス エクストラ ドライ 15"デュアルハイハットは、トップにシズル1発、ボトムはシズル1発とホールが8個開けているとの事!



ニューウェーブ的16ビートのシャープなキレから、ジュワ!っと渋いハープオープンまで凄く表情豊か!

ご紹介されたMEINL シンバルについてはこちらをチェック!


そんなアイディア溢れるドラムセットを自在にあやつり、カッコイイビートを生み出す松下マサナオさんのYasei Collectiveは
4thアルバム「Lights」完成を記念した、「WE ARE ALL “LIGHT” TOUR 2016」で全国ツアー中!

噂のバンドの極上ライブ!ぜひチェックして下さい!




http://yaseicollective.com/



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